
はじめての仮想通貨確定申告 – 準備編

こんにちは。案内役のFHNバチです。
謹賀新年あけましておめでとうございます。
2021年最初のテーマは『確定申告』です。
2024年の60歳でフィリピンへの移住を予定しているが、移住後の収入は年金だけでは心細い。なので年金以外の収入確保を目的に昨年から仮想通貨投資を始めた。
色々調べていくと仮想通貨投資は『雑所得』に分類され、20万円以上の利益が出た場合は確定申告が必要な事がわかった。そこで今後毎年必要になるであろう『仮想通貨投資の確定申告』を備忘録としてブログにする事にした。
目次 [クリック]
失敗の連続
仮想通貨投資は専用の口座を開設する必要があるが、ちょうどオンラインショップ開発時に開設した口座があるのでそれを利用した。

仮想通貨の投資は、6月末に0.1コイン 分の「ビットコイン」を約10万円で購入する事から始めた。ビギナーズラックからか8月になるとみるみる20%以上も上昇。暴落する前にと焦って20%上昇した時点で売却した。
実はこれが失敗の始まり。仮に今日まで売却しないで保有していれば価格は購入した価格の4倍以上になっていた。
その後も失敗が続く。8月に5種類のアルトコインを購入した。
まずネムコインを15万円分購入。2週間後に50%上昇した時点で、半分売却。不幸中の幸い、売却したのは半分だが売却しなければ、今日現在、価格は購入価格の3倍になっている。
さらに日本人が開発したモナコインを1万円分、広告がブロックできる「Braveブラウザー」で知られるバットコインを1万円分購入した。だがどちらのコインも下落が止まらず上昇する気配も無いので損切り覚悟で売却した。
まだまだ続く。その後、イーサークラシックコインを5万円分購入、現在も保有しているが元本割の状態。また、外国への送金手段に使われるリップルコインを8万円分購入したがこれも8月中に元本割れのまま売却。
リップル暴落
8月は幾度となく失敗が続いたので9月は売買をせず、今更だが仮想通貨投資の勉強に時間を割いた。ここで実施している売買の仕方に問題がある事が分かった。
仮想通貨の売買は大きく分けて販売所と取引所で購入できるが、売買すると手数料が掛かる。この手数料をスプレッドというが、スプレッドは、販売所の方が取引所に比べてかなり高い。8月に売買した全てのコインは販売所を利用していた。初心者が行い易い失敗の一つらしい。
そこでスプレッド費用を削減するために10月に『GMOコイン』に口座を開設した。『bitFlyer』では取引所で売買できるのはビットコインだけだが、『GMOコイン』では取引所で売買できるコインが何種類もあった。
また、口座開設と同時に『bitFlyer』口座で購入した4000円分のリップルを全てこの『GMOコイン』口座に移し、新たにリップルを9万円ほど取引所で購入した。
仮想通貨は短期の売買に向いていない。特に初心者や投資額が少ない場合は短期投資は向いていない気がする。度重なる失敗で短期の売買はやめて長期保有する事に決めた。この判断が功を奏し、11月から保有しているコインが高騰し始めた。
特に「ネム」や「リップル」はオプトインを控えていたので価格が他のコインと比較しても高騰しました。
オプトインを行うと、保有者が新通貨を受け取る「意思表示」を示す方法で、「権利確定日」(スナップショット)に保有している数量分の新通貨が無料でもらう事ができます。

11月から保有しているコインの価格が毎日の様に上昇していった。
だが、良いことはそう長く続かない。12月22日にSEC(米証券取引委員会)がリップル社を連邦証券法違反で提訴すると、リップルの価格が急激に下がり始めた。
そこで、23日に保有していた約3700枚のリップルコイン全てを売却し、その売却資金で24日にテゾスコインを購入した。2020年の仮想通貨投資はここまで。
確定申告準備
失敗の連続だった2020年の仮想通貨投資も利益が20万円以上に達した場合は雑所得として確定申告を行う必要がある。そこで取引明細を入手して利益額を確認した。
『bitFlyer』での取引結果
まずは、『bitFlyer』から。会員サイトにログインして、左ペインの「お取引レポート」メニューから、取引明細をCSVファイルでダウンロードする。

ダウンロードした取引明細から、どの通貨をいつ、何枚をいくらで購入したかが記載されているので、それを元に、利益を計算。
計算結果、利益額は約68000円だった。
次に『GMOコイン』の取引結果を確認する。
『GMOコイン』での取引結果
会員サイトにログインして、左ペインの「明細」メニューから、取引明細をCSVファイルでダウンロードする。

『bitFlyer』と同様にダウンロードした取引明細から、利益を計算。
計算結果、利益額は約62000円。
『bitFlyer』分と合わせると合計約13万円。
先にも述べたが、利益が20万円以上だと確定申告をする必要があるが2020年の利益合計は、約13万円だったので所得税の確定申告をする必要はない。
ただし、住民税の支払いはしなければならない様なので、申告に必要な年末調整済みの源泉徴収票を入手できてから続きをブログとする予定。
<続く>

今回のブログ記事は参考になりましたか?
フィリピンへの移住は2024年を予定していますので、残日数はまだ1000日以上あります。
その間に気になるテーマに対して調査を行い、調査内容はブログ記事として投稿しています。

