
FIRE (経済的に自立した早期退職) とは
リタイア後の安定した生活設計
まだ大学生だった1980年代後半頃は今の様に、株主第一主義、利益の為ならリストラも厭わない、という様な事は無かった様な気がします。
また、終身雇用、年功序列、退職金、銀行預金金利、年金などを活用して、リタイア後も安定した生活を設計する事ができていました。
今ではそれら全てが崩壊し、辛うじて残っている年金もそれだけで生活設計をする事はほぼ不可能になってきています。
リタイア後の生活設計は難しくなってきていますが、ストレスも年々増し、2024年の60歳でのリタイアを具体的に計画し始めました。
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フィリピンへ生活拠点を移す
具体的には主に以下の2点に重きを置いて準備を進めています。
- 支出を減らす為、フィリピンへ生活拠点を移す。
- リタイア後の収入源を確保する。
フィリピンへの生活拠点を移す事を考え始めたのは、2007年に一軒家をダバオに購入した時からです。
しかし2007年から現在まで、生活拠点は日本です。
フィリピンへの移住は時期を見計っていましたが、なかなか収入面の目処が立たず、実現していません。
また、海外移住はリスクが大きいので、距離的にも往来が可能な国以外は選択肢には入りません。
よって生活拠点の中心をフィリピンにした後でも、日本への行き来を最低1年1回は行う事を前提として計画しています。
日本の良いところ、フィリピンの良いところを把握し、どちらか一方に依存するのではなく、良い所取りできる様な生活スタイルが理想です。
リタイア後の収入源を確保する
リタイア後の収入源の確保は、権利収入への移行が必要と考えています。
それは60過ぎでの労働による収入は体力的にも厳しくなる事が予測できるからです。
すでに権利収入として、ある程度計算できるのが公的収入である年金です。
しかし、年金以外に2000万円の蓄積が必要と報道されていることから、心配になり、FIRE(早期リタイア)という概念にたどり着きました。
FIREとは
アメリカでは、「Financial Independence / Retire Early (経済的に自立した早期退職) 」の頭文字をつなげた「F.I.R.E」という言葉が流行し、一大ムーブメントになった。アメリカでは、「F.I.R.E」を実現する目安として、「4%ルール」が注目されている。
「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方だ。年間支出が仮に250万円なら、6,250万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できるというわけだ。
4%という数字は、米S&P株の成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いて計算されている。米S&P株は対象銘柄が多いことから、投資家が市場全体の動きを把握する時に、よく参考にされる。
(引用:大和ネクスト銀行「セミリタイア (F.I.R.E) するなら知っておきたい資産運用の「4%ルール」とは ?」)
この概念をベースに計画すると、年金以外に例えば月5万円の権利収入を得るためには、年間支出60万円、必要資産1500万円を築く必要があります。
フィリピンのインフレ率の推移を調べてみると、約2%強です。
source: tradingeconomics.com
仮に2.5%とすると6.5%の年利で運用する必要があります。
まとめると、
- 2024年の60歳までに資産1500万円を築く。
- 2024年の60歳までに年利6.5%で運用できる実力・知識を貯える。
さて、2024年の60歳でスムーズに権利収入へ移行でき、快適なフィリピン移住を実現できるか。。。??

