時流を読む

「フィリピンで1番 ”Lazada”オンラインショップ」

YOUTUBEの動画視聴数などを調査すると「時流を読む」ことができるのでは?と思いが募り、1つのテーマを1ヶ月かけて深掘りします。結果は全て関連動画集としてまとめます。さて、時流を読むことができるか?

このテーマでのブログ記事はこれで5回目だけど、今回は何が違うんだろう?

FHN Student
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前回の『月間ビュー数編』のブログ記事の「エンターテインメント」ジャンルで第5位にランキングされていた「東南アジアのアマゾン」こと「Lazada」の深掘りブログ記事になります。
先ずは、人気の秘密を詳しく見ていきます。
その後、マーケットプレイス型オンラインショップや、物流のトラッキングサイトの構築を試んでみます。

FHN Instructor
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<フィリピン基礎データ>

『統計データを利用した調査』

先ずはフィリピンの基礎データのおさらいです。

項目データ
(外務省、JETRO)
面積299,404平方キロメートル(日本の約8割)。7,109の島々がある。
人口約1億98万人(2015年フィリピン国勢調査)
首都マニラ(首都圏人口約1,288万人)。(2015年フィリピン国勢調査)
民族マレー系が主体。
ほかに中国系,スペイン系及びこれらとの混血並びに少数民族がいる。
言語国語はフィリピノ語,公用語はフィリピノ語及び英語。80前後の言語がある。
宗教ASEAN唯一のキリスト教国。国民の83%がカトリック,その他のキリスト教が10%。イスラム教は5%(ミンダナオではイスラム教徒が人口の2割以上)。
平均寿命男性65.0歳,女性71.9歳(フィリピン国家統計局)
識字率96.6%(世界銀行 2015年)
主要産業農林水産業(全就業人口の22%が従事)(2019年1月)
 近年,コールセンター事業等のビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)産業を含めたサービス業が大きく成長(全就業人口の約58%が従事)(2019年1月)
GDP(億米ドル)2017年 3,136
2018年 3,309
経済成長率2017年 6.7%
2018年 6.2%
2019年 5.9%(JETRO
物価上昇率2017年 2.9%
2018年 5.2%
2019年 2.5%(JETRO
貿易相手国1)輸出(2018年)
米国(15.6%),香港(14.2%),日本(14.0%),中国(12.9%),シンガポール(6.3%)
(2)輸入(2018年)
中国(19.6%),韓国(10.2%),日本(9.7%),米国(7.2%),タイ(7.0%)
在留邦人数16,570人(2017年10月時点)
在日フィリピン人数292,150人(全体の9.2%。中国,韓国に次いで第3位)

・IMFの発表によると、2020年のフィリピンのGDPは3.6%の縮小を予測しています。
・ただし、2021年には6.8%まで戻るとも予測しています。

FHN  Instructor
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<フィリピンEC市場>

『2020年には33億ドル(3600億円)市場』

ここからは、フィリピンの「eCommerce」市場を詳しく見ていきます。

先ずは市場の規模から。様々な統計データがインターネット上に溢れているのでどのデータを用いるか迷いますが、今回はドイツの「statista」を参考にしました(6月18日付、25日付記事参考)。

  • 2019年のフィリピンのEC市場は25億ドル、2020年には33億7千万ドル(約3600億円)に達すると予測(前年比35.4%増)
  • 52%のオンラインユーザは25歳から34歳であり、ゲーム、ファッショントレンドやメークアップに人気がある。
  • 平均10時間/日インターネットに接続。
  • 実店舗を持たない小規模事業主がFacebookやInstagramでの小売が飛躍的に増加している。
  • B2C市場は「Lazada」がFacebook上で人気。
  • C2C市場は「eBay」がInstagram上で人気。
  • 最も人気があるのはビデオゲーム市場(アプリケーションの売買やサブスクリプション、ゲーム関連コンテンツ、バーチャル商品やゲーム機器など)

・B2Cとは、Business to Customerの略で、企業(Business)と一般消費者(Customer)との間の取引のことです。
・C2Cとは、Customer to Customerの略で、一般消費者間の取引のことです。日本では、メルカリなどが有名ですね。また、市場規模はB2CよりC2Cが大きいのが特徴です。
・最近はD2C(Direct to Customer)が注目を集めている様です。商品を開発するメーカーが、独自のECサイトから直接商品を販売する方法です。

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<フィリピンEC業界>

『EC市場の今』

ここからは、フィリピンの「eCommerce」業界を詳しく見ていきます。

参考にしたのはNTTドコモが出資して設立された「aCommerce」社の記事です。特にデジタル決済(Digital Payments)や物流なども網羅しているので非常に参考になります。

英語ですが、本文に興味のある方は下にリンクを貼りましたのでアクセスしてみてください。

・LazadaがB2Cでリード

売上の60%以上がモバイルデバイスによるものであり、また、Lazada上で商品を販売する人の数がここ数年で飛躍的に増加している。


・Lazada以外のEC事業者

Lazada以外のEC事業者は、アフィリエイトマーケティングやキャッシュバックの提供などで差別化を図っている。代表的なのが「Takatack」。

Zalora」 はファッションとアパレルのカテゴリーに特化している。このカテゴリーはまだEC市場が小さく、新規プレイヤーにも事業機会がある。

その他、「Electronics&Gadgets」や「Home&Living」などもまだ市場参入余地がある。


・Lazadaとの提携出店

市場テストとして「SM Store」はLazada上で4千以上の商品のテスト販売を行った上で、 brand.com というオンラインショップをLazadaと提携して運営している。

また、家電量販店の「Robinsons Appliances」や「Samsung 」もLazadaと提携してオンラインショップを運営している。


・C2Cのマーケットリーダ

2016年には「Shopee」と「Carousell」がフィリピン市場に参入。

フィリピン人の50%以上がスマートフォンを所有し、且つ約20%がモバイル端末でオンラインショップを行っていることに「Shopee」と「Carousell」は注目し、モバイル端末を活用したサービスを拡充している。

また、「Shopee」はSNSマーケティングも強化。主にInstagram上でで販売者に対して「送料無料」や「代金引換」などの情報を提供して認知度を上げ、飛躍的に業績を伸ばしている。


<デジタル決済>

『充実してきた電子決済サービス』

フィリピンでは人口の約70%が銀行口座を持たず、クレジットカードの決済も3%未満であるため、ECで必要なキャッシュレスサービスの展開はハードルが高い。

ただし、近年、銀行口座やキャッシュカード不要のキャッシュレスサービスが提供され始めている。


「PayMaya」

たとえば、2015年にサービス提供を始めた PayMaya は、お金の受取、送金、支払やオンライン決済が可能。

「GCash」

「GCash」も「PayMaya」と同様のサービスを提供。

・「PayMaya」と「GCash」の利用方法はGoogleで「paymaya GCash 使い方」で検索するとブログ記事が数件表示されます。興味のある方はクリックして参照ください。

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『次々と参入するフィンテックベンチャー』

フィンテックベンチャー企業の多くは、銀行に預金されていない人々のニーズにも対応しつつ、フィリピンへの送金サービスも拡充。

・フィンテックとは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指します。身近な例では、スマートフォンなどを使った送金もその一つです。(出典:日本銀行)

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「Coins.ph」

2014年にシリコンバレーの2人の起業家であるRon Hose氏とRunar Petursson氏が「Coins.ph」を設立。ブロックチェーンをベースとした金融サービスを提供。


「ePeso」

ePeso」は、電子メールアドレスでアカウント登録が可能で、登録するとスクラッチカードを使って、送金や支払いを行うことができる。


「Paylance」

Paylance」は、ビットコインで「手数料無料」で送金が可能なサービスを提供。

FHN バチ
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読者のみなさま。案内役の「FHNバチ」です。
ビットコイン決済を可能にしたオンラインショップのデモサイトを構築しました。詳しくは、ブログ記事「備忘録⑤-6ビットコイン設定」の記事を読んでみてください。


<物流>

『加熱する国境を越えた物流改革』

アジア諸国では「Kerry Logistics」や「DHL」などの国際プレーヤーが主導している一方で、フィリピンでは「2GO」 や「LBC」などのローカルプレーヤーによって物流サービスが提供されている。また、サードパーティの配送業者は乱立しているものの、2GOとLBCの2社だけがフィリピン全土をカバーしている。

国境を跨いだプレイヤーとしては、タイを拠点とした「aCommerce」、シンガポールを拠点とした「SP ecommerce」や「Quantium solutions」などがフルフィルメントサービスを提供している。(フルフィルメントサービスとは、ECサイトにおいて発生する、受注、決済、ピッキング、配送などの一連の業務の総称)。

同時に、海外のOFWは国境を越えた配送ソリューションを開発している。 例えば「balikbayan」ボックス、LBCの「ShippingCart」、「Johnny Air Plus」 や「POBox.ph」など。


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案内役の「FHNバチ」です。

今回のブログ記事いかがでしたか?

次回からいよいよマーケットプレイス型のECサイトの構築と、トラッキング可能な物流サイトの構築を試み、開発備忘録としてブログ記事にする予定です。

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